まじめなこと, 音楽教室の作り方

音楽教室の作り方-その2-旅立ちの日を決めよう

こんにちは。

イハラ音楽教室の伊原鉄朗です。

前回(音楽教室の作り方 その1 場所選び)の続きより

その2は、旅立ちの日を決めよう

です。

「旅立ち」とは、事業を始める日、独立する日ですね。

これを決めないと、本当に前に進めません。

教室の場合、開業ではなく、学校なので開校という言葉を使うことが多いですが、意味は同じです。

どんな物事も始める日、何かをやる日を決める必要があります。

つまり勇者として旅立つ日です。

(今回もドラクエで例えます。画像はイメージです)

学生さんや新任で就職すると、日本は4月スタートというのが決まっていまして、始める日を必然的に誰かに決めてもらっています。

自分でスタートを決める必要がなく、そのレールに乗っかっているだけなので、結構ラクです。

戦士魔法使いとして、勇者の後ろにくっついている状態ですね。

何をするにも(業務)どこへ行く(出張)にも、何を装備するも(資格やノウハウ)転職(異動)も、ある程度希望は出せるとはいえ、主人である勇者(社長)任せです。

はじめはそれぞれの与えられたことで、レベルを上げていくことに必死だと思いますが、それはそれで、とても大事な時期だと思います。

しかし、ある程度まで色々なことができると、自分の裁量で仕事やレッスンを操作してみたいと思うようになるのではないでしょうか。

そこまで来ると、主人としても、今まで育ててレベルを上げてきたあなたを、手放したくはないでしょう。

ですが、自分が勇者として旅立つ日を誰かに決めてもらうことは出来ません

 

主人と決別し、自分自身が勇者となって歩き出す日は、自分で決めるしかないのです。

でないと、いつまで経っても、誰かの操作するゲームに縛られているしかない。

それを選択しているのは、まぎれもない自分自身です。

独立し、自身で歩き出したい気持ちがあるのなら、今の主人への愚痴を言う時間があるなら、旅立ちの日を決めましょう。

いつやるの?今でしょ、ではないですが、いつやるの?っと聞かれたときに、何年後の何月に旅立つよ、と決めているかが重要です。

また敵に負けて今の主人がゲームオーバーになるリスクも、もちろんあります。

その場合、主人は資金ゼロ(もしくはマイナス)からやり直しかもしれませんが、レベルはそのままなので「強くてニューゲーム」が可能です。

しかし、生活に追われているあなたはまた別の主人に付いていくか、主人が見つからなければ社会というフィールドに武器も持たず放り出されるということになります。

そのときに1人で戦っていく力があれば問題ないのですが…何がリスクなのかをよく考えてみてはいかがかと思います。

もちろん今の主人に従って生きるのが現在の最善であれば、それはそれでOKです。

しかし、その主人から賢者になるくらいまで学び終えたなら、

レベル1からでも勇者として自分の足で歩いた方が、足枷もなくはるかに自由のです。

自分の話ですが、私は2005年に音楽教室に就職したのですが、就職2ヶ月目には10年後には今いるところにはいないかもな、となんとなく決めていました。

ただ、そこで吸収できることは、全て吸収して学び切ってから、次へいくと決めていたので、

教室運営のやり方、生徒さんにレッスンをする上での心構え、イベントの運営、演奏レベルの向上、パソコンを使ってのチラシ作成まで、多くのことを学ばせて頂きました。

そこに関しては、音楽で生活できるようにさせてもらった感謝の念は、今でも常に持ち続けています。

しかし、独立するには自分の武器も必要と思い、レッスンを改めて受け、コンクールへ挑戦したり、

自分の立ち位置、今いる場所を確認するため、異業種交流会や各種のセミナーに顔を出してみて、世の中には色んな独立しているプレーヤーがいるのかと、見聞を広げたり。

すでに独立している先輩方の話も聞かせていただきながら、模索していきました。

そして、生活がかかる出来事も重なったので、家族とも相談し、1年後から必ずスタートする、と決意を固めました。

何をどうすれば正解かはやりながらしか出せませんが、

どこでやるか、いつからやるか、この2つはとても重要

なので、事業を始めたい方はまず考えるべき事だと思います。

それではまた!

 

P.S. 私は6歳のときにドラクエ3を初めてやりましたが「そうび」の意味が子どもゆえわからず、

ヒノキの棒と布の服だけで、ちょっと強い敵にずっとやられてました(笑)

イハラ音楽教室 伊原鉄朗

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まじめなこと, 音楽教室の作り方

音楽教室の作り方-その1‐場所選び

こんにちは。

イハラ音楽教室の伊原鉄朗です。

今回は前々回のブログに書きました、「自宅教室vs店舗型教室」より発展して、

実際に音楽教室を作って運営できるようになるまで

を、順を追って書いてみたいと思います。

投稿は気まぐれに飛び飛びになるかもしれないので、カテゴリーに「音楽教室の作り方」を作っておきます。

 

その1-場所を決めよう

まず、教室を実際に始めようと思い立ったら、どこでやるか、場所選びが最重要だと思います。

自宅でやるか、音楽OKな賃貸物件を借りるか、スタジオなどを借りて行うか、メインはこの3つのどれかになると思います。

自宅と店舗型のメリット・デメリットはこちらでご覧ください→「自宅教室vs店舗型教室」

 

どこでやるにしても、

どの駅、どの地域でやるかは重要なポイント

ですね。

 

大きいターミナル駅周辺であれば、人口も駅前に集まる人も多くなります。

ただその反面、家賃は必然的に高くなり、場所も空いているところが限られるかもしれません。

安いところは人気がない場所なので、立地が悪かったり、築年数が古くなにか問題が発生する可能性が高いです。

そして、同業種との競争も高くなるので、他にどんな教室が出店していて、レッスン料はどうなのか、どんな科目に力を入れているか、通っている生徒さんの年齢層はどうなのか、などのリサーチは必要だと思います。

 

逆にあまり人気のない駅は、人もまばらかもしれませんが、良い場所を家賃も安く借りられたり、他に競合が少ない分、今までやりたかったけど近くになくて出来なかった層が来る可能性もあります。

 

競争が高い地域を海に例えてビジネス用語では レッドオーシャン

競争相手が少ない、または競合がいない状態を ブルーオーシャン

 

と言います。

人気のない地域でもブルーオーシャンの方がこの地域の見込み生徒さんを独占できる可能性があるのは、言うまでもないですね。

 

特に独立開業する新参者は、老舗の大手に比べたら広告の資金力もホームページやチラシのデザイン力なども桁違いに弱いです。
(もちろん余裕があればデザイナーに頼めば綺麗にできますが、収入がない分、運転資金にとっておきましょう)

ドラクエで言うと独立開業したてはレベル1ですので、百戦錬磨のラスボスたちが乱立しているところに挑んでも勝ち目はありません。

だったら強い敵が少ない地域で地道にスライムを倒して、徐々に力を付けた方が、死ぬ確率は低く、身の丈にあっていますし、
レベルが上がってくれば徐々に強い敵と渡り合い、ラスボスたちとも対等に戦えるようになっていけるかもしれません。

 

あとは今まで自分が築いてきた

「場所的資産」「人的資産」を見直すこと

から場所のヒントが得られることがあります。

例えば

・実家の部屋が一部屋空いている。

・親戚の家が空き家になっており、使わせてもらえそうだ。(うちはこれでした)

・何人か教えている生徒さんがいる地域がある。

・知り合いや馴染みのお店が多い駅がある。

・母親のご近所付き合いで楽器やりたい人がいる。

などですね。

実は意外なところで、人との繋がりから需要が生まれたり、使える場所があるので、それをキャッチできると、場所選びの候補もしぼれてくると思います。

 

ということで、まとめ

 

・自分の力をきちんと判断して、場所選びをしましょう。

・自分の資産を棚卸しして、見直してみましょう。

 

ということを踏まえて、まずは「場所選び」からスタートすることをおすすめします。

 

実はこの内容、他業種でも独立開業を目指している方には当てはまりますので、参考にしてみてください。

ではまた!

 

イハラ音楽教室 伊原鉄朗

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まじめなこと, 日常, 音楽教室の作り方

自宅教室 VS 店舗型教室

こんにちは。

イハラ音楽教室の伊原鉄朗です。

今回はブログっぽいこと書きます。

 

皆様のお陰様を持ちまして、次の5月でイハラ音楽教室は3周年となります。(たぶんあと3か月では潰れないでしょう…たぶん)

これもいつも応援して頂いている方々、生徒さんになって頂いた方々、演奏依頼をして頂いた方々、コンサートに来て頂いた方々、地域で繋がって頂いた方々、これまで私を成長し支えてくれた家族・友人・先輩方…

本当に多くの方の支えでやってこれたことに、感謝しております。

 

高校生でギターを始めてから20年、音楽(ギター)を仕事にしようと思いたち、今教えているこの家でギターを教わってたこともあります。

そして、この希望が丘(厳密にはさちが丘ですが)の地に来て4年、開業して3年、色々ありましたが、この地でやるべきこと、やりたいこと、次のステップが少しづつ見えてきた気がします。

その一環で、今年の目標は「誰かを応援すること」と「リズムよく生きたい」ということに焦点を当てたいなと思っています。

目標の詳細はまたにして

 

さて「応援」という意味で、これから音楽教室を独立開業したい、けどどうしたら良いかわからない方への「応援」のために、

10年間「店舗型音楽教室」に勤め、独立して3年間「自宅音楽教室」でやってきたメリットとデメリット

をお伝えしたいと思います。

会って直接指導するリアルレッスンはこのどちらかか、生徒さん宅もしくは公民館やスタジオなどを借りる出張レッスンになると思います。

(出張レッスンは今回は省きますね。ネットや動画のオンラインレッスンも今回は除外します。)

どちらも長所短所がありますので、どちらを選択するかよく考えてから独立することをお勧めします。

 

それではいきましょう


自宅教室のメリット

・家賃がかからない

・通勤時間がゼロ

・初期投資が少ない

・寝れる、風呂に入れる

・外からの目を気にしなくていい

・外出が容易に出来る

・アットホームな雰囲気

・ママが乳幼児を連れて来れる

・地域との繋がりが濃くなる

・子育てしながらが可能(今年度はまさに)

 

まず一番のメリットはお金の面ですね。

はじめはある程度自己資金で行いたい方は、固定費と初期投資が少なくて済むのは一番大きいところです。

3畳ほどのスペースと椅子、譜面台、貸し楽器があればスタートすることが可能です。

支出が少ない分、レッスンを割安にできたり、生徒さんに還元出来たりします。うちでは家賃がかからない分、時間単位では駅前教室より安く設定しています。

時間の面も、職場が家なので、無駄な通勤時間や疲れたら昼寝できたり、夏にシャワー入りたければ出来るという面は助かります。

あとは、家庭的な雰囲気はあるので、ママが下の子を連れてきやすかったり、そこからまた紹介に繋がるところは嬉しい点です。

 

では、苦労した点です。


自宅教室のデメリット

・生活と仕事場の切離しが難しい

・家族の理解が必要、レッスン部屋の確保

・住宅地だと道に人が少ない

・場所の説明がしにくい

・隣近所への音の気遣いが必要

・人の家なので新規の人は気軽に入りづらい

・他人となる新たな先生を雇いにくい

・レッスン部屋を増やすのが難しい

・待合スペースが確保しにくい

 

職場が家なので、生活感をなるべく見えないようにするのは難しいところです。

また生徒さんとはいえ、他人が毎日家の敷居をまたぐので、家族への理解は必須です。

住宅地で行う方は、近隣とのコミュニケーションはすると良いと思います、うちは始める前にあいさつ回りし、そこから入学された方もいました。

場所がわかりにくかったり、宣伝面が弱いことで、特に初めのうちは、なかなか問い合わせがなく苦労しました。本当に集まるのか、精神的にタフでないと不安でたまらなくなるところです。

生徒さんが増えた場合や前後が詰まってると、部屋の都合をつけるのも大変ですね。

 

では反対に


店舗型教室のメリット

・教室自体が広告塔

・場所が説明しやすい

・人は常に歩いている

・商店会などと繋がりやすい

・公私の区別がはっきりできる

・簡単なイベントはやりやすい

 

一番は宣伝面の恩恵を受けやすいと思います。駅に近ければ近いほど、人は四方から来るので、場所をきちんと選べば存在を知ってもらいやすくなります。

職場が完全に家と別なので、生活感は出にくいです。(そこで寝泊まりすれば別ですが)

広い1ルーム等であれば仕切れば部屋も増やすことが可能ですし、イベントなどもやりやすいかと思いますね。

一度、塾の隣の教室だった時は、バンド練習があると苦情がしょっちゅうありました。場所により音への気遣いや防音対策は自宅と同じく必要かもです。


店舗型教室のデメリット

・家賃がかかる、そして駅前は高い

・外からの目を常に気を配る

・治安の悪いところは空き巣の心配

・通勤時間がかかる

・一人だと外出しにくい

・靴のところは乳幼児連れて来にくい

 

やはり固定費がかさむところが、一番つらいところだと思います。

借りていると他人に渡った家賃は消えていくのみです。その分レッスン料を上げるか、生徒さんをより獲得しなければなりません。同業者との競争も多いと思います。

繁華街だと空き巣や酔っ払いが入ってくる心配もあります。勤めていたときに実際に入られたこともあります。

外から見えるところだと、常に気を配る必要がありますし、誰かいないと外出もしにくいかと思います。

家から近ければ良いですが、遠いと通勤する時間がかかります。

 

ということで、思いつく限り書いてみました。


まとめ

資金面と宣伝面のバランス、生活とレッスンのバランス、どちらが自分の目指したい形に近いかで、決められると良いかと思います。

自宅教室は、自宅にレッスンに使える部屋の環境がないと厳しい面もありますし、店舗を借りるとなると多額の資金が必要になるので、初期投資と運転資金を国から借りる(日本政策金融公庫)という手もあると思います。

あと生活費は、一年間、生徒さんが0人でも食えなくならないくらいの分の確保は必要かと思います。

でないと、生活が立ちいかなくなる可能性があるので、どれくらいかはそれぞれ違うと思いますが、ある程度余裕のある貯金は準備しておくと良いですね。

潰れる事業というのは、お金の支払いが滞った時点で廃業します。勢いよく始めはしたけど、続けることが難しいと思っています。「経営」とは、事業を営み、時を経ることですね。

私も常に気を引き締めていこうと思います。

 

この二つとは別に、スタジオなどを借りてレッスンされている方も多くいらっしゃいますね。

私はそれをメインでやったことがないので、多くは伝えられませんが、手軽に始める一つの手かと思います。

生徒さんが多くなってきたら店舗を借りるなどしても良いかもしれません。

 

以上、とても長くなりましたが、今までやってきた経験を踏まえ、書いてみました。

色々考えすぎて動けなくなることも良くないので、しっかり考え準備した上で、「えい」っとスタートするしかないかもしれません。

何か私がお手伝いできることがありましたら「応援」します(資金援助は今はまだ出来ないかもしれませんが(笑))ので、聞いてみたいことがありましたらお気軽にご連絡ください。

 

イハラ音楽教室 代表 伊原鉄朗

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