ボランティア演奏に関して

こんにちは、イハラ音楽教室の伊原鉄朗です。

6/12の木曜に、今宿南小学校のコミュニティハウスで、ソプラノ歌手の鈴木季子さんと共に演奏をさせて頂きました!

雰囲気も良く、とても熱心に聴いていただきました♪

自分は伴奏も含めずっと弾いていたので、ソロコーナーで季子さんに撮って頂きました📷

 

そして最近、老人ホームや自治会館、ボランティア団体の集まり等で演奏させて頂くことも多くなってきまして、

そこで、やってみてちょっと思うところもありで、私のボランティア演奏に対するスタンスを書いておこうと思います。

 

まず、プロとして、そして音楽教室経営者として、家族もいて生活がかかっている身として、

本来ならばノーギャラの演奏はあまり受ける必要はない、というのが本音ですが、

条件が合えば、こちらとしてもぜひ、という感じで引き受けることにしたいと思っていますので、書いておきたいと思います。

 

①地域のためになることであれば、なるべくこだわらず引き受けたい。

地域には、生徒さんもいるし、お世話になっている方もいる。

また気軽に音楽会に行けないご高齢な方もいるし、子どもたちにも生演奏を聴かせてあげたいので、

この地域にいる以上、金額のうんぬん以前に無理ない範囲で、なるべく貢献をしたいと思っています。

「無理のない範囲で」が自分にとって重要で、しかたなく言われたからやるのはボランティアではないと思ってます。

 

②自分に負担のない演奏時間にする。

気軽に「1時間なんかやって」というのはお断りしようと思います。30分程度ならまだOKですが。

今年実はやってみたんですが、利用者さんが月に何十万も払っている高級な有料老人ホームだったこと、

車でしかいけないところで、交通費もなく、特に主催者の挨拶もなく、駄菓子の詰め合わせだけもらった(笑)

物凄くモヤモヤして、疲れだけ残って、これは今後やめようと思ったんですね。

もちろん聴いて頂いた方は、「また絶対来てね~」っていう感じで言われるので、こちらも嬉しいのですが、

これはボランティアという名の搾取だな、と感じてしまったんですね。

 

そして1時間のプログラムを仕込むというのは、とても大変です。

演奏のクオリティを維持するだけでも、どれだけ練習に充てているか。

更に新曲やリクエストなどを仕込むとなると…かなりの時間と労力を要します。

もう一度言います。

1時間弾いて、というのは仕込みも含めて演奏する側にとっては、ものすごく大変なことなんです。

クオリティを求めないのであれば、アマチュアの方にお願いします。

私は、ボランティアといえ、自分の演奏レベルは落としたくないと思っています。

 

③プロモーションさせてもらえたらぜひやりたい。

これは、かなり大事です。むしろこれが生命線です。

その場で1000円もらえるより、生徒さんの募集がOKで、CD販売が可能な方が確実に嬉しい。

今後に繋がる可能性が少しでもあるなら、その場のお金よりそちらを取ります。

特に地域に関しては、知ってもらうことが大事だと思ってます。

弦交換するだけで2000円はします。その場でより、今後の可能性、そこは考えて頂けたら有難いです。

 

④主催者のスタンスが共感できるところ

何もないんだけど、ご飯食べてってとか、お金ないけど、CDは買うから応援するよ。

とか、些細なことですが、そんな温かい気持ちのあるところにはまた行きたいなと思います。

やっぱり「人」なのかなって思ってしまいますね。

 

ボランティアって何?って結構考えたのですが、あまり答えは出ず。

プロとはいえ、なるべく引き受けたいなと思ってたのですが、②のこともあって、

今後はこの中でどれかが引っかかれば、そして自分がやりたいなと思ったら、無理なくやる。

というスタンスにしていきたいと思います。

 

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